2020年1月26日
文化財防火訓練
みんなで守ろう文化財
毎年1月26日は「文化財防火デー」です。
文化財防火デーの制定は、昭和24年1月26日に、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺(奈良県班鳩町)の金堂が炎上し、壁画が焼損したことに基づいています。この事件が国民に強い衝撃を与え、火災など災害による文化財保護の危機を深く憂慮する世論が高まり、翌昭和25年に文化財保護の統括的法律として文化財保護法が制定されました。
ここ知覧町の大心寺は知覧町島津氏の別邸であったと伝えられています。明治9年の宗教解禁に伴い、知覧でも一向宗の説教書がつくられるこことなりました。初めは郷土の自宅を使っていましたが、明治14年現在の大心寺に新しい説教所が建てられました。大正7年に「龍泉山」という山号の公称が本山から許されました。
この扁額は大正10年から、同14年まで大心寺の在勤を勤め 、後に真宗大谷派宗務総長となった稲葉昌丸の直筆がおさめられた額になります。現在、南九州市文化財として登録されています。
令和2年1月26日(日曜)に防災訓練として、大心寺で火災が発生したとした想定で消化訓練を実施することとなりました。
地震により消火栓および防火水槽が使用出来ないという想定で、知覧小学校のプールと用水路を水利とした大規模な消火訓練となりました。今回参加された分団は、中央分団(ポンプ車2台・積載車)、手蓑分団(ポンプ車・積載車)、永里分団(ポンプ車・積載車)の団員の方々。寒風の激しい天候のなかで、迅速な消火活動が行われた。訓練結果としてもスムーズな結果を出すことが出来ました。